君に恋した。
「今…扉が…」


「閉まったな。」

安曇は、冷静にスパッと言った。

警備員さんが、屋上を開けに来るのは、朝5時。

それまで、2人っきり…!?
チロッと、安曇の方を見る…

夜中、襲われたら!!どーすんの!?

血の気がサーッと引く。
ってか、今…安曇の腕の中…??

「いやだー!はっなっしって!!」

安曇は、パッと離した。ホッと胸を撫で下ろす。

安曇は、ポンポンと頭を軽く叩いた。


『安心しろって…、
俺、絶対手出さないから。』
安曇は、ニッコリ笑う。
その笑顔には、何処か安心感が溢れてる。
「う…ん。」

気付いた時には頷いてた。


『で、まだ思い出せないの??俺の事をさ?』

「え…、覚えてるも何も…
その初対面だし…ね!?」

『そう…。』

『大きくなったら、俺に守らせて。


迎えに来るから左手の薬指開けといて。』


「は…」

ぷ…プロポーズ??
ですか??
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