君に恋した。
Ⅱ*幼馴染
幼馴染
今から、何年前かな…?
たぶんもう10数年前だと思う。
私、美奈と安曇は隣にすんでいて
生まれたときからの幼馴染だった。
『美奈ちゃーんっ!』
『何よ?あず。』
いつもの光景。
あずが、手にクッキーを持ってこっちに向かって走ってきた。
『あのねっ、あのねっ、お母さんがこのクッキーを…
って、わぁぁっ!』
『ちょ、あず!』
あずは、おっちょこちょい。
今だってホラ、あずママが私のために焼いてくれた…クッキーが!
(あぁぁぁ…。私のクッキー)
私は、どんなに性格の悪い女の子だったんだろう…。
今、思い出せば、本当にあずには悪いことしたなぁって思うよ…。
『いやーん!あず、キライ!
私のクッキー!ひどい!
ばか!あずのバッカー!』
私は、あずの持っていたクッキーを取り上げるとおもいっきりあずに
言ってしまった。
『うっ…うぅ。
ごめんなさい、ごめんなさぁぁいぃ!
美奈ちゃん、ごめんなさぁぁい!
うわぁぁぁぁん』
あぁ、大泣きしちゃった。
あずは、泣き虫。
その時代の、私は…。
うん、強気だったね。
まっ、まぁ。そこは気にしないで!
でも、やっぱり
かわいそうにみえたのか、
割れてないクッキーを
半分こして片方を私に片方をあずの口に押し込んだ。
『みまひゃん?(美奈ちゃん?)』
口の中はクッキーでいっぱいなのか
ちゃんとしゃべれていない。
『あげる!
だから泣くな!
男でしょ!』
『うん。』
あずは、満面の笑みを浮かべた。
私もそれをみて、笑顔を返した。
あずと私は、毎日秘密基地で遊んだり
公園で遊んだり
時折私がいじわるして泣かしたり…。
楽しい日々だった。
時々ママやパパに怒られる事もあったけど。
その時はかならず2人一緒。
あずが居たから、楽しかった。
たぶんもう10数年前だと思う。
私、美奈と安曇は隣にすんでいて
生まれたときからの幼馴染だった。
『美奈ちゃーんっ!』
『何よ?あず。』
いつもの光景。
あずが、手にクッキーを持ってこっちに向かって走ってきた。
『あのねっ、あのねっ、お母さんがこのクッキーを…
って、わぁぁっ!』
『ちょ、あず!』
あずは、おっちょこちょい。
今だってホラ、あずママが私のために焼いてくれた…クッキーが!
(あぁぁぁ…。私のクッキー)
私は、どんなに性格の悪い女の子だったんだろう…。
今、思い出せば、本当にあずには悪いことしたなぁって思うよ…。
『いやーん!あず、キライ!
私のクッキー!ひどい!
ばか!あずのバッカー!』
私は、あずの持っていたクッキーを取り上げるとおもいっきりあずに
言ってしまった。
『うっ…うぅ。
ごめんなさい、ごめんなさぁぁいぃ!
美奈ちゃん、ごめんなさぁぁい!
うわぁぁぁぁん』
あぁ、大泣きしちゃった。
あずは、泣き虫。
その時代の、私は…。
うん、強気だったね。
まっ、まぁ。そこは気にしないで!
でも、やっぱり
かわいそうにみえたのか、
割れてないクッキーを
半分こして片方を私に片方をあずの口に押し込んだ。
『みまひゃん?(美奈ちゃん?)』
口の中はクッキーでいっぱいなのか
ちゃんとしゃべれていない。
『あげる!
だから泣くな!
男でしょ!』
『うん。』
あずは、満面の笑みを浮かべた。
私もそれをみて、笑顔を返した。
あずと私は、毎日秘密基地で遊んだり
公園で遊んだり
時折私がいじわるして泣かしたり…。
楽しい日々だった。
時々ママやパパに怒られる事もあったけど。
その時はかならず2人一緒。
あずが居たから、楽しかった。