君に恋した。



『薬指開けといて』


「チビだった俺の精一杯のプロポーズだよ?」



「あっ…。」

思い出した―――。
あずのプロポーズ!!

あれ、まだ覚えてたんだ。
それより、本気だったんだ!


「返事を聞きに来たんだけど?」

プロポーズ…って、結婚って事だよね?
でも…、そんな事いきなり言われたって…!?

困る…、困る、困る!

即答なんか…、出来ないよ。
大事な事すぎて!

顔が、真っ赤になってくる。
あずは、余裕な感じで微笑んでる。

あずは、嫌いじゃない。
どちらかといえば、好き。

でも…、私の本当に好きな人は…?
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