君に恋した。

「おはよ…、美奈。」
パチッと目を開けて、肩に触れようとした
私の腕を掴んだ。

「お…、おはよう。」

パッと手を離す。

やっぱり、掴まれた所だけが熱くなっていた。


紅潮していく頬。

(何…どうようしてんの!?)

バッと、目線を外した。

それと同時に、あずが体を起こした。
「んー…。

やっぱ、朝イチ好きな子に
起こされるっていいわー…。

俺、起きてもいっつも一人だし。」

「え?

あずママは?あずパパは?」

家族全員で引っ越してきたんじゃ…
ないの?

あずは…

言った瞬間…
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