君に恋した。
「いや~。そんな事思ってないよ。ねっ??
 エヘヘ」

紛らわすように、少し笑った。

「愛~。何話してンのっ??」
樹が、話に入ってきた。

「樹には、関係ない話ー…。」

「違うよー。
 樹の口説きを、聞いてたの。」

「え~??なんか恥ずかしいなーぁ」
樹は、ふざけた様にニコッと笑った。

「俺も、聞きたいなー。
 樹の口説き台詞。
 参考になるかも?」
日向が、机にトンと手を置いた。

「日向、恋話だけど?」

「美菜…。俺も、そういう話はすきでーす☆」

日向はペロッとしたを出して、ピースした。
「え~??」
みんなで、楽しく話しているとあっというまに時間が過ぎた。

キーンコーン、カーンコーン

「あ、チャイムなったね。」
「おー。もうそんな時間か。
 じゃ、後でまた話そうぜー!」

みんな、それぞれの席へと散らばっていった。



最後に、日向が席を立った。

「「美菜。
  





  また、遊ぼうな。」」

最後にそう耳元でつぶやいて、自分の席へと帰って行った。




(…っ。ウソ…。)






授業中、ずっと日向の言葉が耳から離れなかった。
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