sugar snow
「うわっ」俺の声のほかに「キャッ」という女の声

どうやら俺は女とぶつかったらしい…。

倒れた体を起こし、前を見ると1年…か?女の姿があった。

「すすすすいませんっ!あっあの…大丈夫ですか?」と聞かれ、

“彼女”を見た…。

一目見ただけで心臓が《ドキッ》と音をたてた。

潤んだ大きな瞳…。プクッとやわらかそうな頬…。

彼女の声で我にかえり、

「あー…俺は大丈夫だけど…アンタは?」そう聞くと


彼女も大丈夫だと言った。
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