sugar snow
彼女が大丈夫だった事にホッとしたが、

その後ろに…バラバラになった日誌があった。

俺は、それを指差し、

「いや…それ…」彼女は俺の指差す方を向くと、

「わーーー!どっどうしよ…」と潤んだ瞳をさらにうるうるさせ、

困った表情をした。

俺は、少し考え彼女に付き合い彼女の担任へ謝りに行った。

軽く説教され、開放された。

職員室を出て時計を見ると、《5:40》。

別にこれと言って用はなかったが、

「げ…もうこんな時間かよ…。」と言いながら、彼女に

背を向けた。すると、彼女が

「あのっ…」と声をかけてきた。
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