偽造恋愛‐色恋‐
『ただいまあ!』

リカが家に着くと
もうノゾミの友達は
帰っていた。


リカはさっそく
マミとの話を
ノゾミに話した。


『リカがね、
キャバクラで働いたら嫌?』


『そりゃ嫌だよ。
まあ…』


ノゾミは少し
考えているようだった。


やっぱりノゾミは
反対するだろうなって
リカは思っていたから
それ程真剣に
ノゾミが出す答えを
期待していなかった。


『リカが働きたいなら
いいよ。
俺も友達とばっかり
遊んでるしさ。
ただ働く上で
約束だけ守ってな。』


意外な答えだった。

約束は
週2回以上は絶対働かない。
客と番号交換はしない。

この2つである。
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