運命をつなぐ鳥

「ばーか、

別に気にしてる訳じゃねーよ。


ちょっと心配しただけ！」



「あははっ！


聡、人の心配とかできるんだぁ！？


そっちのが
らしくないんじゃない？(笑)」



「っなんだよ！

大きなお世話だっつの！///」




聡は
話が合うし、
いい奴なんだとは思う。


一応見た目もいいから、

結構モテるし。



まさか同じ高校に通うなんて
思ってもみなかったけど。



聡が同じ高校を受けたことなんて
全然聞いてなかったし、


青葉東高校（通称:青高）の合格発表日、
合格の通知と一緒に、初めて知ったのだった。



「ねぇ、そーいえばさ、

なんで青高受けたの？」




「…なんでって…。


んー…。


まぁ、内緒？」




聡はそう言いながら、
太陽みたいな笑顔で笑った。


聡の笑顔は

明るくて、
向けられた人は
気持ちがほぐれると思う。

でも私には
なんだか眩しすぎて
時々怖くなる―。