先生がいた。

「簡単に言うと・・・。
 ぜんぶとりあえず美由のせい。ですかね・・・」
「ははは!なにやっぱりあいつ宿題忘れてたんじゃないの?」
「あぁぁーバレた・・・。怒らないでくださいね!」

必死に先生に懇願する。

「ん~・・・ま、怒らないけど。
 注意はするけどな。」
「あぁ~・・・可愛く!」
「なんだよ可愛くって!!」

とりあえず美由はもう怒られないはずだ。

「んじゃどうしようか。」

こちらの顔をうかがう先生。
かっ・・・こよくないもん!

「帰ります!また明日!!」

ほんとは・・・帰りたくないけど
もうドアを開けてしまった。

「おう。また明日。」

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