先生がいた。


夏は終わった。
と言ってもまだまだ暑い日は続く!

「美紀~!制服暑いよぉ!」

美由が膝下まであるスカートの裾を鬱陶しそうにバタバタあおぐ。

「わたしに言われても・・・でもほんと暑い!!」
「こうなったら・・・おりゃっ!!」

なにかが翻った。
と思ったら、美由がスカートを後ろから捲り上げてくるまってる!!

「あははははは!なにそれー!!変人!ばかぁ!!」
「まじこれ!まじこれ涼しい!やってみて!!」
「絶対・・・絶対いやだ!無理~!」

足元は涼しいだろうけど、それ上半身は暑くないの!?

と疑問に思いながらギャーギャー騒ぐ朝の登校。
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