あの空の向こうに
【もう一度会いたくてー15】
ほとんどの人が寝静まった頃、祐平は村の少し外れにある小さな広場に来ていた。
ここは覚えている。
ティナとの秘密の場所である広場だ。
真ん中にある切り株に座り、こうして目をつぶると昔のように隣にティナが笑っていてくれるような気がする……
それはまるで、昨日のように思えて、
祐平はその思い出にいつまでも浸っていた。
「ここにいたか」
いきなりの声に、祐平はビクっとした!
振り返ると、そこにはサラがいた。
「な、なんだ…サラか…
脅かすな」
「こんな近くまで来て気付かないなんて、何を考えていたんダ?」
祐平は、ティナを思い出していたことを話す。
それを聞くと、サラは祐平の隣に座った。
「そうか。
ここでこんな風に座り、語り合っていたんダナ」
隣にティナは居ないが、不思議とサラでも隣にいてくれると、
とても安心感があった。
早くティナに会いたい…
祐平の手に握りしめた髪の毛を、サラはヒョイと取ると髪を見つめながら喋った。
「……きっと、そのティナも、この星にはるばる会いに戻って来たことを嬉しがると思うナ…
見つからなくても、ソイツは幸せだとサラは思う」
ほとんどの人が寝静まった頃、祐平は村の少し外れにある小さな広場に来ていた。
ここは覚えている。
ティナとの秘密の場所である広場だ。
真ん中にある切り株に座り、こうして目をつぶると昔のように隣にティナが笑っていてくれるような気がする……
それはまるで、昨日のように思えて、
祐平はその思い出にいつまでも浸っていた。
「ここにいたか」
いきなりの声に、祐平はビクっとした!
振り返ると、そこにはサラがいた。
「な、なんだ…サラか…
脅かすな」
「こんな近くまで来て気付かないなんて、何を考えていたんダ?」
祐平は、ティナを思い出していたことを話す。
それを聞くと、サラは祐平の隣に座った。
「そうか。
ここでこんな風に座り、語り合っていたんダナ」
隣にティナは居ないが、不思議とサラでも隣にいてくれると、
とても安心感があった。
早くティナに会いたい…
祐平の手に握りしめた髪の毛を、サラはヒョイと取ると髪を見つめながら喋った。
「……きっと、そのティナも、この星にはるばる会いに戻って来たことを嬉しがると思うナ…
見つからなくても、ソイツは幸せだとサラは思う」