あの空の向こうに
【もう一度会いたくてー18】


…するとシュナウザーはクルっと振り返り、ウロウロとしながら森の奥へと消えて行った…。







その光景から10分程経った頃、
やっと2人はホッと力を抜いた。







「……サラも何回かこんな体験をした…
特にここ最近は、ヤツらがこの辺まで出没するようになッタ…」







祐平は、まだ固まっている。







またシュナウザーに殺されるかと思い、更に初めて見るその異形さに
驚きの色を隠せないでいた。







「いつまで固まっていル。
早く村に戻って皆に報告するぞ」







サラに手を引かれ、ぎこちなく祐平は走ったのだった
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