あの空の向こうに
第五章 決戦!
【この星をかけて…1】
朝になり、数人の村人と共に2人は出口の門のとこに居た。
そこには、ダラの姿もあった。
「おいレオン。
気をつけて行けよ~。
くれぐれも昔みたいに、このままお別れなんて嫌だからな」
「分かっている。
今度こそ、必ず戻って来ると約束するよ」
2人は、約束の握手を交わした。
「そうそう、こいつを持っていくといい。
まさか、またこうしてお前にコロナーを渡す時が来るなんてな~」
と、ダラはヘンテコな、銃の形に似た機械を渡してきた。
「コロナーって…?」
それを、代わりにサラが説明をした。
「このスイッチを押すとな、電気が飛び出るんダ。
まあせいぜい、1~2m先くらいまでしか届かない」
「これは…?」
その横には、レベル調節と書かれたつまみがあった。
「それは、電力の調節だ。
一番低いレベルは、人間を痺れさせて動けなくするくらいだナ。
逆に高いのは、人を殺せるくらいだから注意しろ」
もちろん一番高くしても、シュナウザーに対して足止め程度にしかならないものである。
「コロナーか…」
祐平は、覚えている。
ティナにコロナーを使われ、動けなくさられた事を。
そして、動けなくなったまま、この星を脱出させられたことも…
祐平にとっては、あまりいい思い出のない武器であった。
「そろそろ行くゾ」
サラはそう言い、2人は荷物を持って歩き始めた。
「気をつけて行くんだよ~」
「イイ成果を期待してるぞ~」
「ヤツらに気付かれずに行くんじゃよ~」
まるで、17年前のあの日のように
村人達の声を背中で受ける…
それは、懐かしきティナとの旅立ちも蘇るようであった。
だけど、もう同じことは繰り返さない…
俺がこの星を救うんだ!!
祐平はティナの髪束をギュッと握りしめ、2人は真っ暗な森の中へ飲み込まれて行った…
朝になり、数人の村人と共に2人は出口の門のとこに居た。
そこには、ダラの姿もあった。
「おいレオン。
気をつけて行けよ~。
くれぐれも昔みたいに、このままお別れなんて嫌だからな」
「分かっている。
今度こそ、必ず戻って来ると約束するよ」
2人は、約束の握手を交わした。
「そうそう、こいつを持っていくといい。
まさか、またこうしてお前にコロナーを渡す時が来るなんてな~」
と、ダラはヘンテコな、銃の形に似た機械を渡してきた。
「コロナーって…?」
それを、代わりにサラが説明をした。
「このスイッチを押すとな、電気が飛び出るんダ。
まあせいぜい、1~2m先くらいまでしか届かない」
「これは…?」
その横には、レベル調節と書かれたつまみがあった。
「それは、電力の調節だ。
一番低いレベルは、人間を痺れさせて動けなくするくらいだナ。
逆に高いのは、人を殺せるくらいだから注意しろ」
もちろん一番高くしても、シュナウザーに対して足止め程度にしかならないものである。
「コロナーか…」
祐平は、覚えている。
ティナにコロナーを使われ、動けなくさられた事を。
そして、動けなくなったまま、この星を脱出させられたことも…
祐平にとっては、あまりいい思い出のない武器であった。
「そろそろ行くゾ」
サラはそう言い、2人は荷物を持って歩き始めた。
「気をつけて行くんだよ~」
「イイ成果を期待してるぞ~」
「ヤツらに気付かれずに行くんじゃよ~」
まるで、17年前のあの日のように
村人達の声を背中で受ける…
それは、懐かしきティナとの旅立ちも蘇るようであった。
だけど、もう同じことは繰り返さない…
俺がこの星を救うんだ!!
祐平はティナの髪束をギュッと握りしめ、2人は真っ暗な森の中へ飲み込まれて行った…