あの空の向こうに
【この星をかけて… 5】


一匹がフラフラと足が踊り出し、近くの木に激しく衝突した。







そして、すぐに他のシュナウザーも狂ったように暴れ出したのだ。






その音を聞き、すぐにシュナウザーが仲間に攻撃をし始めた。







この連鎖が続き、木の下はまるで戦場のようにお互いが仲間割れを始めたのだった!







バキバキ!!ドカ!!






サラは生まれて初めて聞く轟音に、唖然として見つめていた。







その音にいざなわれ、次から次へとシュナウザーがいろんな方向から出現したのだ。







「す、すげえ……」






まるで、戦国の軍と軍の闘いのように、凄まじい争いが起きていた。






シュナウザーは次々と倒れ、そしてまた森からやって来る。






しかし、やはりその数も限りがあったのか?
だんだんと数は減り、
ついには最後の一匹だけとなってしまった。







だけど、その最後の一匹であるシュナウザーでさえ
毒でやられたせいか、雄叫びを上げながら倒れたのだった
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