あの空の向こうに
【この星をかけて… 6】


やった…………







2人は見合わせ、その場で喜び合った。







「やった、やったよサラ!!
ヤツらを全部倒せたよ!!」







「スゴいぞユウ!!
お前の武器でこの星を救えたゾ!!!」






サラは有り得ないくらい、はしゃぎながら喜びの声を上げた。







これは、この星でトップニュースになるであろう!







もう、シュナウザーに怯えながら暮らさなくてもいいのだ!







2人は木から降りると、再び喜び抱き合った。







「ユウ!良かっタ!
本当に感謝する!!」






早速このことを報告しに、村まで帰ることにした。







だが、歩いてすぐに祐平はその足を止めた。







「………待て」







何かに気付いた祐平は、手を出してサラを止めた。







「…どうした、ユウ?」







「森の遠くに何かいる…

アレ、見えないか?」






祐平達は、そこへゆっくりと近付いてみた。

すると一匹のシュナウザーっぽい生き物が見えた。







だが…
よく見ると、このシュナウザーは他のシュナウザーと姿が違っていたのだった…
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