あの空の向こうに
【この星をかけて… 7】


アレは本当に、シュナウザーなのだろうか?







他のと違い、色が微妙に白い感じがする…






しかも、普通のサイズよりも2倍近くデカく、
足も八本くらいあるのが見える。







すると、いきなりそのシュナウザーは目を見開き、真っ直ぐとこちらへ向かってきた!







「なんダ…アレは…!
なんでこっちが分かる?」







見てるとそれは、確実にシュナウザーの動きではなかった。







普通なら目の見えないシュナウザーは、フラフラしながらの千鳥足の移動だが、
アレは明らかに木の障害物など避けながら進んでいる!







こちらが音を立てず横に移動しても、すぐに向きを変えてこちらに迫って来る。







「ヤバい!
アイツはサラ達のこと見えている!
逃げるゾ!」







「何ぃ!!マジかよ!」







祐平達は、急いでその場を走り出した!
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