あの空の向こうに
【この星をかけて… 10】


「先代と言うのは、サラやユウ、村人みんなの先祖のことダ。
遠い昔、この星も発展していたらしい。
森と共に生き、水を命と崇めていた」







へえ…
そんな発展してた時代もあったのか…


その名残で、コロナーや宇宙船といったハイテクな機械があると言うことかもしれない。








「それが、ある日な…
突然森からシュナウザーが現れ、先代の建物を壊滅したらしい」








その壊滅暴走により一部の先祖が滅んで、建物が遺跡に変わったのだ。







近年村人達の調査で分かったことなので、それはレオンでさえ知らない歴史であった。







「ユウ…お前の乗っていった宇宙船のあるあの先代の遺跡も、サラ達が調査した他の遺跡も、
全て百年くらい前のまだ新しい遺跡ダ。

…だが、ここはどうダ?
千年くらいは経っているだろう」







千年!!?






まあ、確かにあちこちがコケだらけでボロボロだけど…
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