あの空の向こうに
【この星をかけて… 13】


「禁断のプログラムって…その内容は?」







「…それは、サラ達人間がシュナウザーに転生させるとゆうプログラムだ…」







???







その言っている意味が、よく分からなかった。







「人がシュナウザーにって…そんなことして何になる?」







「そのプログラムはナ…

人をシュナウザーに生まれさせ、そいつをこっちの味方につけ、
シュナウザーの仲間をうまく倒せさせるという作戦ダ…
かつての悲劇の女ティナもそのプログラムに参加していた…」





!?







「何だって!!?」







その言葉に、祐平は取り乱した。







「それは仕方ナイ。
彼女が選んだ道だ…
そこまでシュナウザーに対して、他の作戦がなかったのダ」







万策尽きた村では、生け贄のために
わざとシュナウザーの巣で死ぬ者もいた。







しかし、いつの間にティナはそんな作戦に参加していたなんて…







「そんなことしても、意味はない!
だいたい、人は人にしか転生できないのだろ?








転生とは、同じ種族者同士でしかなれないのは祐平でさえ知っている。







「もし、転生する時
ユウのように転生する相手がいない場合は、一番近い種族に転生する可能性が高い…」







確かに、この星の種がいなかったからレオンの魂は地球人に転生したが…







「だからと言っても、人からシュナウザーなんて無理がありすぎるだろ!
ティナがシュナウザーに転生なんてバカバカしい」







祐平は、ティナがシュナウザーに転生したとは認めていなかった。
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