あの空の向こうに
【転生ー5】


2人はしばらく話したりして、のんびりした時間を過ごした。





そして、薫を帰すと祐平はまた夜空を見始めた。





「ハア……」





学校は楽しい。
彼女もいる。
平和で幸せな日々。




これだけ幸せなことが揃っていながら、祐平はどこか不満だった。





欲張り過ぎ?
いや違う。根本的な何かが違う気がした。





「まあ、いいや……今日も夜空は綺麗だしな」





…と、ぼんやりと夜空を眺めながらウトウトとしてきたのだった……






チュンチュン………





「ん?……
ハッ!!?」






ガバッ!!!!






「やべえ!!」






時間を見ると、8時過ぎと時計は針を指していた。






「ま、またやっちまった!!!!」





祐平は、急いで家を飛び出した!
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