あの空の向こうに
【転生ー8】


あの意味ありげな笑いから時は経ち、下校の時間にとなった。





祐平は、すでにみんなが帰った教室に1人残っていた。





そこに、男が2人教室に入ってきた。






「首尾は?」





「上々」





男2人は、グッと親指を立てた。






続いて薫も教室に入ってくる。






「祐平~。あれ?
内山君と谷君?」






「よ!」






2人は合わせて答えた。







「おお、薫!
いいとこに来たな!
実はこいつらに頼んでヒゲミの弱点を調べてもらったんだ」





ここにいる2人は、祐平の友達の内山&谷君だ。







「こいつらが直接ヒゲミに聞いたんだ。
俺じゃ作戦がバレるからな…」






その作戦とは、
明日の朝ヒゲミが職員室に来る前に忍び込み、苦手なものを机に忍びこませ、ビックリした瞬間をカメラで取り押さえると言う内容だ!






(それでビビッ子ちゃんシールを作り、驚いたヒゲミの写真に「君が驚くより、その髭の濃さに僕達は驚いた」と書き入れるつもりだ!)
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