あの空の向こうに
【転生ー12】
…帰り道、グラウンドにいる薫を横目に祐平とチカは2人で帰る。
「しかしまあ、お前と帰るなんて珍しいな。
雨でも降るんじゃないか?」
「もう降ってるでしょ。
相変わらず祐平はバカだな~
だからシール貼られるんだよ?」
冗談の通じないヤツ…
と、まあ2人で話しながら帰ると、チカが不意に変な質問をしてきた。
「ねえ…祐平…。
ちょっと聞きたいんだけど、祐平は薫のこと本当に好き?」
「え?なんだよ急に」
チカは、やれやれという感じでフウっとため息をつく。
「祐平と薫は誰もが認めるカップルだけど、いつも何か違うなって思うんだ。
2人で馬鹿やるのも息はピッタリなんだけど、どちらかと言うとラブラブってより仲の良い友人みたいに見えるんだ」
「…そんな風に見えるの?」
他人の目には、そう見えているらしい。
そのことについては、祐平は特に何も考えていない。
「うん…特に祐平から薫に愛が感じられないな。
…ねえ、実は薫の他に好きな人とかいたりする?」
「まさか!!
そんなのいるかよ!!」
そんな祐平の言葉に安心するチカだが、更にチカの話は続いた
…帰り道、グラウンドにいる薫を横目に祐平とチカは2人で帰る。
「しかしまあ、お前と帰るなんて珍しいな。
雨でも降るんじゃないか?」
「もう降ってるでしょ。
相変わらず祐平はバカだな~
だからシール貼られるんだよ?」
冗談の通じないヤツ…
と、まあ2人で話しながら帰ると、チカが不意に変な質問をしてきた。
「ねえ…祐平…。
ちょっと聞きたいんだけど、祐平は薫のこと本当に好き?」
「え?なんだよ急に」
チカは、やれやれという感じでフウっとため息をつく。
「祐平と薫は誰もが認めるカップルだけど、いつも何か違うなって思うんだ。
2人で馬鹿やるのも息はピッタリなんだけど、どちらかと言うとラブラブってより仲の良い友人みたいに見えるんだ」
「…そんな風に見えるの?」
他人の目には、そう見えているらしい。
そのことについては、祐平は特に何も考えていない。
「うん…特に祐平から薫に愛が感じられないな。
…ねえ、実は薫の他に好きな人とかいたりする?」
「まさか!!
そんなのいるかよ!!」
そんな祐平の言葉に安心するチカだが、更にチカの話は続いた