あの空の向こうに
【転生ー31】
やはりここに宇宙船はあった。
祐平の予想通り、誰にも触れられた形跡などなく、
17年間その形は変わることなく森の中で眠っていた。
祐平の耳にはまだ耳鳴りの音が聞こえており、どうやら宇宙船の中から共鳴しているようだ。
「こんなのが本当にあの星に行けるのかな…?
ドアはどこで開けるんだろ…」
祐平はあちらこちらを触り、外にいくつかのボタンがあるのを確認した。
そこには、読めない何かの文字が刻まれている。
「フッ、なめるなよ。
俺はヒゲミの数学は苦手だけど、化学は大得意なんだぞ」
そう言うと、カタカタと機械の操作を始めた。
「ん……、多分これだな」
最後に一つボタンを押すと、カチっと何かが音を起てた。
「〃〇★&■§§」
聞いたことのない言葉と共に、ドアはゆっくりと開いていく……
そして、そこには……
「うわ!!!」
それを見た祐平は、とっさに飛び上がった。
中には人型の死骸が、骨となり操縦席に座っている。
その首には、不思議な色の石の首飾りがついている。
「う………耳鳴りが凄い…
頭が割れそうだ……
こ、これが…前世の俺の成れ果てなのか…?」
そう言い、祐平はその死骸にそっと手を伸ばそうとした…
やはりここに宇宙船はあった。
祐平の予想通り、誰にも触れられた形跡などなく、
17年間その形は変わることなく森の中で眠っていた。
祐平の耳にはまだ耳鳴りの音が聞こえており、どうやら宇宙船の中から共鳴しているようだ。
「こんなのが本当にあの星に行けるのかな…?
ドアはどこで開けるんだろ…」
祐平はあちらこちらを触り、外にいくつかのボタンがあるのを確認した。
そこには、読めない何かの文字が刻まれている。
「フッ、なめるなよ。
俺はヒゲミの数学は苦手だけど、化学は大得意なんだぞ」
そう言うと、カタカタと機械の操作を始めた。
「ん……、多分これだな」
最後に一つボタンを押すと、カチっと何かが音を起てた。
「〃〇★&■§§」
聞いたことのない言葉と共に、ドアはゆっくりと開いていく……
そして、そこには……
「うわ!!!」
それを見た祐平は、とっさに飛び上がった。
中には人型の死骸が、骨となり操縦席に座っている。
その首には、不思議な色の石の首飾りがついている。
「う………耳鳴りが凄い…
頭が割れそうだ……
こ、これが…前世の俺の成れ果てなのか…?」
そう言い、祐平はその死骸にそっと手を伸ばそうとした…