大好きなひと

帰り道

トボトボ歩いていると

「美羽?」

「怜!」

「どうした?大丈夫か?」

私は怜に抱きつき

怜に包まれながら泣いた。

怜は何も聞かず

ただ私に胸を貸してくれた。

しばらくして泣き止み。

いすに座る。

「どうした?」

「友達が・・・。」

「うん。」

「友達がね。私に何も言わないで離れて行っちゃった。」

「・・・・そっか。つらいな。」

「でも、大丈夫。怜がいてくれたからなんか元気でた。」

「そ?」

「ありがと。」

「あ、そういえば、新くん?だっけ?」

「あぁ。」

「バイトやめたけど・・・。」

「新が・・・離れてっちゃった。」

「そうか。大丈夫か?」

「うん・・・。」
< 106 / 191 >

この作品をシェア

pagetop