大好きなひと
帰り道
トボトボ歩いていると
「美羽?」
「怜!」
「どうした?大丈夫か?」
私は怜に抱きつき
怜に包まれながら泣いた。
怜は何も聞かず
ただ私に胸を貸してくれた。
しばらくして泣き止み。
いすに座る。
「どうした?」
「友達が・・・。」
「うん。」
「友達がね。私に何も言わないで離れて行っちゃった。」
「・・・・そっか。つらいな。」
「でも、大丈夫。怜がいてくれたからなんか元気でた。」
「そ?」
「ありがと。」
「あ、そういえば、新くん?だっけ?」
「あぁ。」
「バイトやめたけど・・・。」
「新が・・・離れてっちゃった。」
「そうか。大丈夫か?」
「うん・・・。」