大好きなひと
そして、今日も仕事が終わった。
「あー疲れた!」
「あはは。だろうね。雪菜はバイト初めてだっけ?」
「うん。」
「そりゃ、そうだよ」
「あ、そういえばさ、私彼氏できたんだ!」
「え!?いつの間に?」
「そう、あの日公園であったじゃん?」
「うん。」
「実はあそこで待ち合わせしてて・・・。」
「大学の人?」
「うん。隣のクラスの青柳裕介くん。」
「あ!かっこいいってうわさの?」
「そうそう。」
「どっちから?」
「よくぞ、聞いてくれました!」
「うんうん。」
「向こうからなの!もううれしくて・・・。即OKしちゃった。」
「そっか・・・よかったじゃん!」
「うん。」
「で、今日は夜デートなので帰るね。」
「そう。一人で大丈夫?」
「ん?迎えに来てくれてんの!」
「うわーチョーラブラブじゃん。」
「うふふふ。いいでしょ?って、美羽もラブラブじゃん!」
「えへへ。」
「あ、もうこんな時間。じゃあね。」
「うん。じゃあね。」