大好きなひと

「あぁ、なんか・・・ちょっとな。」

「なに?どうかした?」

「いや。美羽には迷惑かけたくないし。」

「もぉ!なに?自分で相談あるからって呼び出しといて。」

「わりぃ。うそ・・・ついた。」

「なんで?」

「ちょっと・・・あ・・・・。」

「なに?聞こえない?」

「あ・・いたく・・・なって。」

「え?」

会いたい?

「あ、いや。なんでもない。」

「もう、なんなの?」

「ちょっと、美羽の顔が見れたから元気でた。」

「そ?・・・なんか、よく分からないけどよかった。」

「ど?その後彼氏・・・とは。」

「ん?順調。」

「そっか。」

「なんかさ、いつもの新じゃないけど。」

「そう?」

「いつもは、無邪気に笑って・・・いつも私を元気にしてくれるんだけど。」

「・・・そ、そうか?」

「まぁ、いいけど。」

「・・・・。」

「うぅぅ~!寒いね。」

「あ、ごめん。ありがと。」

「え?」

「もう、寒いし。」
< 124 / 191 >

この作品をシェア

pagetop