大好きなひと

私は、怜の胸に引き寄せられた。

「俺、高校こっちで美羽と過ごしたかったな。」

「・・・・うん・・・私も。」

「ごめん・・・しばらく・・・このままでいい?」

「・・・・」

私は、何も返事はせず

ただ、怜の胸に寄せられていた。

そのとき、怜は泣いているとさっしたからだ。

私も、つられて泣いた。

今日は泣かないと決めたのに・・・。

しばらくして、怜が口を開く。

「美羽・・・ずっと好きだぞ・・・。」

私はうれしくて、うれしくてしょうがなかった。

また・・・泣いてしまった。

「私もだよ・・・」

そういって・・・別れた。
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