大好きなひと
「美羽おそーい!」
とさつき。
「ごめん。」
「よし、行こうぜ!」
そして、私たちは出発した。
「きゃー飛行機!」
とはしゃぐ私に
「美羽!静かにしてな。ほかにもお客さんいるんだから!」
と母親のようにいう実紅。
「はーい!」
もちろん座り方は・・・
カップル同士。
やったね。
・・・って。
「怜?大丈夫?」
「あ、あぁ・・・」
様子がおかしい。
「あ、そうだ。美羽ちゃん!」
と愁くんに言われた。
「怜、乗り物酔い激しいから。」
「ええええ!!」