大好きなひと

「え?それで安いっておかしくない?」

と違和感を感じたのか愁くんが言った。

「大丈夫!私のおばあちゃんが半分払ってくれたの!」

「ちょ、さつきだめじゃん!」

「え?だって・・・。この隣私のばあちゃんちだよ?」

「は!?」

とみんな声をそろえて言った。

「ここなら、コンビニとかも近いし海も近いし。」

「いや、そういう問題じゃねーだろ?さつき。」

と純希くん。

「え?なんで?」

「はー、さつきお前はもう!」

と彼氏である純希くんも呆れ顔。

「あ、そうだ。どういう部屋割がいい?一応、4部屋借りたんだけど。」

「この際、カップル同士でよくね?」

と涼くん。

「それでよくね?」

と、みんな賛成のようで。

で、カップル同士部屋に入った。
< 149 / 191 >

この作品をシェア

pagetop