大好きなひと

「やっぱ、沖縄暑い~」

と私は部屋に入ったと同時に言った。

「だな~。」

「あ、そうだ、この後って海行くんだよね?」

「ん?そうらしいけど。」

「ねー、怜なんでそんなテンション低いの?」

「とりあえず、俺は寝る。美羽たちは行ってこいよ。」

「えーなにそれ~」

といったけど。

無視された。

「ねーちょっと!」

と叫んでも返事がない。

顔を見るともう目をつぶっていた。

「もぉ~なんで寝ちゃうの?」

そう、一人でさびしく水着に着替えた。

洗面所で・・・

「ほんと、これちょっと・・・。」

と鏡を見ながら言う。
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