大好きなひと

と、私が新にメールしようとしたときだった。

「何がじゃねーよ！だれだよ。そいつ」

「え？」

私は怜の顔が怖くて息が詰まってしまった。

「だれだっつってんの。」

「大学の男友達・・・。」

「あ゛！？」

「な、なにそんな怒ってんの？」

「怒ってねーよ！」

「怒ってんじゃん。」

「うるせー。」

「なんなの？もう！」

とまた携帯を取り出しメールしようとしたが

怜に携帯を取られた。

「いまでも、連絡とってんの？」

「だから、今日久しぶりに会ったの。」

「信用できねー」

「その人はもう海外に行っちゃったけど、今こっちに帰ってきてるんだって。」

「で？」

「だから、いろいろ話し聞きたくて。」

「んだよそれ！」

「なに？・・・もしかして嫉妬してんの？」

「は！？」