大好きなひと

「立ち話もなんだし、近くにお店あるから。」

「ああ。」

そして、よく行くカフェに行った。

「どうしたの?」

「あ・・・。いや。」

「ん?」

「それより、よかった?あの人たち。」

「あ、これからサークルメンバーと遊ぶ予定だったけどいいよ。」

だって、会いに来てくれたことがうれしくて。

「わりぃーな。」

「ううん。」

それから、学校のこと家のことたくさん話した。

「あ、ごめんそろそろ行くね。」

「ああ。こっちこそわりぃーな。」

「ううん。ありがとう。」

「じゃ。」

「またね。」

もう、夜も遅くなり

結局はサークルメンと遊べなかったけど

でもいつでも大丈夫だから。

本当に今日はうれしかった。
< 26 / 191 >

この作品をシェア

pagetop