大好きなひと

しばらく沈黙が続いた。

「な、美羽。」

「ん?」

「なんかさー」

「あ、パソってすぐ疲れたまるから休憩入れながらやんなよ?」

「あぁ、でさ。」

「うん。」

「のど乾かね?」

「じゃあ、そこにコーヒーあるから。自分でやりな。」

「うん。」

「あ、ついでにあたしの分も。」

「了解。」

「やっぱ、美羽はいぇー」

「そう?」

「もう半分以上終わってんじゃん。」

「ふっふーん!」

「おれなんかまだまだなんだけど。」

「がんばれ!時間あったら新の分やるから。」

「お、まじで?ありがと。」

「時間あったらだから。」

「あ、おう。」
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