大好きなひと

「お・・・・・わったぁ~!」

「え!?うそ、まじ?」

「はぁ~疲れた。」

「ちょ、俺の手伝ってくれよ。」

「それはどうかな?タイムリミット近いよーー!」

「だからさ!お願いだから!」

「がんばれ!新。」

「うっわー最低美羽。そんなヤツだったんだな。」

「え?今頃気づいたの?」

「むかつく~~!」

あはは。おもしろい。

「んっとに、こんな仕事出す先輩もひどいんだよな!・・・ぶつぶつぶつぶつ・・・」

「で?どこまで終わったの?」

「あ゛!?終わったやつには関係ないしー。」

「あそ。手伝ってやろうって思ったんだけど、関係ないならいっか。」

「あああー!お願いします!手伝ってください!」

「何そんなに真剣になってんの?」

「え?」

「それでも一応半分はやってあげたんだから!」

「は!?どういう意味?」

「ん?新がトイレ行ってる間に半分だけだけど貰っといた。」

「なななななんで?」

「ふふふふ。」

「何笑ってんの?」
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