大好きなひと

しばらくして、怜がやってきた。

「あれ?私服?」

「当たり前だろ!ここまでスーツで来るかよ!」

「あ、そっか。」

「相変わらず馬鹿だな。」

「うるさいな!」

「あはははは。」

「で?どこで飲むの?」

「俺もよくわかんねーけどそこの駅に集合だって。」

「そ。」

「旅行ってどこ行くんだろうな。」

「そうだよね。どこ行くんだろ。」

「京都?九州?海外?」

「か・・・海外!?それは無理。」

「なんで?」

「なんでって・・・お金ないし。」

「大丈夫だって。」

「いやいや。だめなんだって!貯金も少ないし。」

「心配すんな!」

「そういわれても・・・。」

そうこうしてるうちに駅についた。
< 83 / 191 >

この作品をシェア

pagetop