大好きなひと
しばらくして、怜がやってきた。
「あれ?私服?」
「当たり前だろ!ここまでスーツで来るかよ!」
「あ、そっか。」
「相変わらず馬鹿だな。」
「うるさいな!」
「あはははは。」
「で?どこで飲むの?」
「俺もよくわかんねーけどそこの駅に集合だって。」
「そ。」
「旅行ってどこ行くんだろうな。」
「そうだよね。どこ行くんだろ。」
「京都?九州?海外?」
「か・・・海外!?それは無理。」
「なんで?」
「なんでって・・・お金ないし。」
「大丈夫だって。」
「いやいや。だめなんだって!貯金も少ないし。」
「心配すんな!」
「そういわれても・・・。」
そうこうしてるうちに駅についた。