櫻桃~サクランボみたいな二人~
第一章 二人の距離


*桃花side*


「あ〜今日から学校だ〜」

ちょっと楽しみかも。そう思いながらクラス発表を見に行った。

「ってか、またお前と同じクラスかよ……」

そう言って、現れたのは、幼馴染みの光輝だった。

「そんな嫌な顔しなくてもいいじゃん…」

「ちっちゃい頃からずっとクラス一緒だったんだから、いい加減飽きるだろ…」

「それは…」

ちょっと…ヘコむ…かも?

だってここだけの話あたし光輝のこと好きなんだもん。

「それは?」

そう言った彼はすこしにやりと笑った。

「…どんまいっていうことで♪」

「どんまいって…」

あたしは本気なのに……

「おぉ〜ぅい!!!!!!!桃花ぁぁぁ!!!」

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