櫻桃~サクランボみたいな二人~


#光輝side#

あのときは……………。

『せ、先輩が…!桃花先輩が…っ!体育倉庫に…っ!』

俺の後輩が、教えてくれたんだよな…。

「ねぇ、光輝、あたしを見つけれた理由…教えて?」

ちくしょ~上目づかい攻撃か!(←攻撃ではない)

「しょ~がね~な、教えてやる」

桃花の上目づかいに負けて、あのときのことを話すことにした。

「あのとき、お前が、梶川と帰れっつ~から、一緒に歩いてたんだ」

「うん。あのときは、あたしの勘違いだったんだよね。…ゴメンネ?」

うぅ、また上目づかい……可愛すぎる。

「まぁ、いいってことよ。そんでさ…」

「うん……」

「俺の後輩がきて…」

『せ、先輩が…!桃花先輩が…っ!体育倉庫に…っ!』

「って、教えてくれたんだ。」

「そうだったんだ……」

そんなことを話してるうちに、俺たちの家に着いた。
< 12 / 197 >

この作品をシェア

pagetop