櫻桃~サクランボみたいな二人~


*桃花side*


転校生は、まさかの関西人…想像外だった…

でも、可愛かった…『木下真矢那』ちゃん…強敵現る…だな…

「じゃ~あ、真矢那クン、君は、え~ぇと…」

「先生!桃花さんの隣が空いてます」

と、学級委員長の久川晶さんが言った。

「おっ、そうか。それじゃ、真矢那クン、桃花クンの隣が君の席だ」

「Оk!!おっ、あそこやな!」

そう言って、あたしの隣に来て、

「あんたの名前、何なん?」

「え、あ、あたしの名前?」

あたしの名前っすか…

「あ、あたしの、な、名前は桃花、高乃桃花…」

「ほぇ~。桃花っていうのかぁ!!よろしくねぇ」

「よ、よろしく、お、お願いします…」

朝から、テンション高ぁ…あたしにはお昼くらいからしか、そんな元気…出ん!!

「そして…尚斗クンは……………………」
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