櫻桃~サクランボみたいな二人~


#光輝side#


俺は今、桃花と、帰り道を、一緒に帰っている。

今日あった事を、いつもと同じように、言い合っている。

ただ、いつもと違うのは、二人の距離だ。

「あはは~!でね~」

俺と桃花は、手を繋いで歩いている。

「あ~ぁ…、でも、ありがと///」

「いいんだよ。たまには、俺に甘えれば良いんだよ」

そう、甘えてくれれば、良い。

「って言うか、もう、あたし達の家に着いちゃったよ」

え?

「あ、ホントだ…」

いつの間に…。

「じゃあ、後からね!」

「おう!」




そして、俺達は、それぞれの家に行った。







< 43 / 197 >

この作品をシェア

pagetop