櫻桃~サクランボみたいな二人~
#光輝side#
「ただいま」
「お帰り」
はあ、疲れた。
「部屋行くわ」
「うん。分かったわ」
俺は部屋に行った。すると…。
_ガチャ_
「光輝。何か、言うこと無い?」
「は?言うこと?」
何言ってんだよ。母さん。
「桃花ちゃんのお母さんから、良いこと聞いちゃった」
「あぁ、生徒会の事か」
桃花…オシャベリだな…。
「何で、言ってくれないの」
「メンドイから?」
「もう。いい。詳しいことは、桃花ちゃん、本人に聞く」
「あぁ、俺から言うのは、これだけ」
もうすぐで、桃花との、約束の時間になる。
「えっと――母さん?そろそろ出てって」
「な、何でよ」
「友達と、秘密会議」
「こんな夜に?!」
はぁ、アホ。
「アホか!電話だよ。で・ん・わ」
「OK。出てく」
母さんは、俺の部屋から、出てった。