櫻桃~サクランボみたいな二人~
*桃花side*
「お待たせ~」
「おう」
お風呂に入ったであろう、光輝の髪は、濡れれて、なんか、新鮮。
これが、水もしたたるいい男…かな?
「早速、考えよ」
「そうだな。紙と…シャーペン…あれ?シャーペンがねぇ」
あ、あたしの…。
「あ、あたし、ふたつ持ってる!」
「貸してくれないか?」
そりゃ、もちろん……。
「いいよ」
「サンキュ★ありがとな」
「うん。これくらい、いいよ」
光輝になら、これくらい、良いんだ。
「ょおし、早速!」
あたし達は、光輝の、演説の言葉を考え始めた。
「う~ん……。どうしたら、みんなの心を、グッと掴めるかな…」
「なんだろな…」
こうゆう時は…。
「お母さぁ~ん!!!」
「おい!…ちょ!」
あたしは、お母さんのもとに走った。