櫻桃~サクランボみたいな二人~


*桃花side*


「お待たせ~」

「おう」

お風呂に入ったであろう、光輝の髪は、濡れれて、なんか、新鮮。

これが、水もしたたるいい男…かな?

「早速、考えよ」

「そうだな。紙と…シャーペン…あれ?シャーペンがねぇ」

あ、あたしの…。

「あ、あたし、ふたつ持ってる!」

「貸してくれないか?」

そりゃ、もちろん……。

「いいよ」

「サンキュ★ありがとな」

「うん。これくらい、いいよ」

光輝になら、これくらい、良いんだ。

「ょおし、早速!」

あたし達は、光輝の、演説の言葉を考え始めた。



「う~ん……。どうしたら、みんなの心を、グッと掴めるかな…」

「なんだろな…」

こうゆう時は…。

「お母さぁ~ん!!!」

「おい!…ちょ!」


あたしは、お母さんのもとに走った。





< 46 / 197 >

この作品をシェア

pagetop