櫻桃~サクランボみたいな二人~
#光輝side#
「光輝ぃ~!!!」
「んだよ!ってか、急に部屋飛び出すなよ…」
「ごめん、ごめん…。でも、いい情報、お母さんからもらって来た!」
いい…情報?
「どんなのがいいんだ?」
「ぅんとね~…。いい言葉ばっかは、キレイ事にしか聞こえない」
あ~確かに。議員の選挙でもたまに、思うわ~。
「だから、自分を高い棚に上げすぎない、ありったけの言葉が良いってさ」
「なるほど~…!そーゆーことか!」
他の人と、地位の差を出さずに、一般の人でいけ、そうゆう事…だと思う。
「光輝。ヒラメイタ?」
「おう。ありがと。桃花の母さんにも、言っといてくれ」
「うん。言っておく」
よし。月曜の選挙に向けて、これから、演説練習…だな。
「桃花。演説の練習にも、付合ってくれないか?」
「……」
桃花から聞こえるのは、規則正しい、寝息だけ。
今日は、俺の部屋で寝かすか…。
桃花と俺は、俺のベットで、眠った。