櫻桃~サクランボみたいな二人~


*桃花side*


あと、30分くらいで、光輝達の演説が始まる。

「光輝!頑張ってね!あたし、1票、絶対光輝に入れるから!」

「おう。…っていうか、桃花、投票出来んの?」

…あ、あ゛――――――――――!!!

「せ、先生!」

「ハイ!なぁに?」

「あ、あたしって、投票…出来るよね?」

「う~ん、そうねぇ~…。光輝くんの1票は、確実になるけど…まぁ、いいわ」

「「やったぁ~!!!」」

光輝は、自分の1票が確実になったことに喜ぶ。

あたしは、光輝に入れれることに、喜ぶ。



こうして、演説まで、あと10分となった。






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