櫻桃~サクランボみたいな二人~


*桃花side*


『パチパチパチパチパチ…』

蒼慈君の演説が終わった。

内容は、この学校を県で、1位の脳力の学校にしたい、とか。

とにかく、何でも県1位の学校にしたい、って事だと思う。

「光輝、蒼慈君に負けないでね。応援してるから!」

「おう!頑張ってくるよ!」

そして、光輝が演説台の上に乗った。

『次に、3年C組の、櫻光輝くんに、演説をしてもらいます』

光輝の演説が始まった。



『僕も、この度、生徒会長に立候補した、3Cの櫻光輝です』

よし。自己紹介は、バッチリ!

この調子で…いこう。

『僕は、この学校の部活に、朝練を増やすことと、もう一つ、部活を増やすことです』

そうそう。その調子。

『その部活は、新聞部です。なぜなら、もうすぐ、社会に出るのに、何もこの国の
出来事を知らないのは、恥をかくからです』

うん。この調子。

『なので、新聞などで、取り上げられている、出来事と、この学校の出来事を載せる、
そうゆうのなら、普段、新聞や、ニュースを見ない人でも、興味を示すんじゃないかなと考えました』



光輝の演説は、あと2分続いた。







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