櫻桃~サクランボみたいな二人~


さてさて、その頃の桃花はと言うと…

「Zzz」

…案の定寝ていた。

「…むにゃー?はっ!ここはどこだ~…って、体育倉庫だっ!」

と、一人芝居をしている桃花。

「まいーっかお~や~す~…「おいっ!桃花!!」」

バタンッ

「うきゃああああぁぁあああぁあ!!」

と言い、何故か丸まった。

「おい!桃花!桃花!」

「んにゃ?光輝??何故?帰ったんじゃ…」

ギュッ

「良かったー…」

あれ?あたしはどこにいるんだ?なんか真っ暗で、光輝のにおいが…

「ってあれ?あれーーーーーーー!!??」

なんであたしは光輝に抱きしめられてるの??意味分かんない!

「うるせぇよ…ったく…」

と言って、撫でてくれた。それはとっても優しくて、温かいものだった。
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