彼女は双子!?
「ちょっ…五月蝿い!!!!!! 鼓膜破れる! しかも今、授業中!! 先生来たらどーすんの? さすがに対処しきれないでしょ? サボったのばれたらあんた、嫌でしょ?」


素晴らしい勢いでまくし立てて怒りをにじませている姜。


たしかに大声だしたのは悪ぃとは思ってるよ?


だけど心配の一つでもしてくれればいいのに…と感じてしまう。



「んなこと言ったって…」


首を押さえながら姜を見上げる。



「はぁ…。 なんで大声で叫ぶかなぁ?」


ブツブツと姜が何かを言っているが声が小さくて聞こえない。


「なんて言ってんだ?」


痛みが引いてきたので元に戻しながら尋ねる。


「なんでもな…「俺に嘘でもつけると思ってんの?」


声を被せて言ってやった。


完全復活をした俺。


この俺を…甘くみんなよ?


不適な笑みを見せて顔を近づけたんだ。



冷静な態度の姜。
内心、焦ってるんだろーな…」



今度は投げ飛ばされないように腕を一つにまとめている。


「抵抗、できるんだろ?」


妖しい笑顔を向けた。


< 22 / 47 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop