涙が愛しさに変わるまで


前をラブラブなカップル達が通っていく。



あたしと亮も一緒に歩いたら、仲のよいカップルに見えるかな?



「真ー依っ♪」



あたしが考え事をしてたら、後ろから肩を掴まれた。


「わっ!もー!ビックリしたよ!」



「ごめん、ごめん。さぁ行きましょうか」



あたしの横に来て、バックを持ってないほうの手をとった。



あたしは驚いてその場で固まってしまった。



「真依?」



「あ、ううん!なんでもない!」



亮がニッコリ笑ったから、あたしもあわせて笑った。


そしてそのままカップル達の横を通って歩いていった。



「どこ行くの?」



「ん?遊園地行こうかなって!」



< 135 / 244 >

この作品をシェア

pagetop