涙が愛しさに変わるまで
前をラブラブなカップル達が通っていく。
あたしと亮も一緒に歩いたら、仲のよいカップルに見えるかな?
「真ー依っ♪」
あたしが考え事をしてたら、後ろから肩を掴まれた。
「わっ!もー!ビックリしたよ!」
「ごめん、ごめん。さぁ行きましょうか」
あたしの横に来て、バックを持ってないほうの手をとった。
あたしは驚いてその場で固まってしまった。
「真依?」
「あ、ううん!なんでもない!」
亮がニッコリ笑ったから、あたしもあわせて笑った。
そしてそのままカップル達の横を通って歩いていった。
「どこ行くの?」
「ん?遊園地行こうかなって!」