涙が愛しさに変わるまで


あたしは目を輝かせた。



「遊園地!!遊園地行く!!」



あたしが子供みたいにはしゃいだから、亮はクスクス笑った。



ハッと我に帰って恥ずかしくなった。



「真依が喜んでくれたなら嬉しいよ。」



目を細めて笑い、あたしの髪をくしゃくしゃと撫でた。



あたしはやっぱ子供なんだなって思った。



遊園地ではしゃぐ20代ってね……。



バスを乗っていき、ようやく遊園地についた。



「わぁーーー♪亮!何乗る!?」



あたしはゲートまで走っていったとこで、亮のほうに振り向いた。



あたしが振り向いたら、あたしを微笑ましくみる亮とクスクス笑うカップル達。


……ま、またやってしまった。



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