涙が愛しさに変わるまで
「真依?次、何乗りたい?」
あーあ……。亮ってあたしより年下だよね?
なのにあたしのが子供っぽい……。
童顔だし、そういう子供みたいなとこ気にしてるんだけどな……。
「真ー依!」
「わぁっ!……あ、ごめん。」
「どうしたの?今日、上の空。楽しくない?」
あたしの顔を覗きこむように見る亮。
「ううん!そんなことないよ!凄い楽しいよ!」
あたしは笑って目の前で手を横にふった。
そうしたら亮はニッコリ笑った。
「それならいいんだ。」