涙が愛しさに変わるまで
6:社長の嫉妬
6時会社出勤。
あたしは誰よりも先に来る。
社長室の掃除を済ませて、今日の予定を確認。
そして……
「おはようございます。桐沢社長」
「おはようまー子。」
この人を出迎える。
桐沢社長はあたしの首に近付く。
少しだけ反応してしまうあたしに……
「香水変えた?なに?俺のため?」
あたしで遊ぶ桐沢社長。
「別に桐沢社長のためじゃありませんから。」
あたしはまた強がってしまう。
本当は桐沢社長の言うとおりなのに……。